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2009年3月12日 (木)

川戦:参考文献

①骨格部分の参考書

【書名】三河松平一族
【著者】平野明夫
【出版社】新人物往来社
【刊行】2002年5月10日第一刷
【インプレ】
 拙稿の骨格部分を作るにおいて大いに参考にさせていただいた本です。松平家初代から松平広忠までの歴代について、ふんだんに文献資料を蒐集考察した本です。安祥城陥落天文十六年説をはじめとする説得力がある刺激的な諸説が満載です。特に資料の少ない親氏~信忠までの松平歴代の事件を調べるに当たっては本書は大いに参考としています。この『三河松平一族』で展開されるロジカルに組み上げられた諸説は非常に刺激的です。

【書名】岡崎市史別巻 徳川家康と其周囲 上巻
【著者】柴田顕正 岡崎市役所(編纂)
【出版社】国書刊行会
【刊行】1987年12月10日
【インプレ】
 稀少本の範疇にはいるかな、と思います。私の場合はたまたま近所の図書館にあり、『三河松平一族』の内容を自分なりに消化する際のサブテキストとして活用させていただきました。サブタイトルに徳川家康と其周囲と書かれている通り、徳川家康の歴史考証をあつかった、岡崎市の歴史の別冊本です。この本の最初の方に家康以前の松平歴代の研究成果が書かれているのですね。この本は『三河松平一族』の著者である平野明夫氏も参照されておられるのですが、本書のよさはこの一冊の中に史料も引用されており、それが検証材料となっているところです。論説そのものはオーソドックスなものであり、平野氏の見解と異なる部分も多いのですが、その見解の差異を通して史料の読み方を勉強させていただきました。

【書名】三河物語(上)
【著者】大久保彦左衛門(原著)、小林賢章(訳)
【出版社】教育社
【刊行】1980年1月25日第一刷
【インプレ】
 戦国時代の西三河の歴史を追うに当たって、松平家の動向は外せませんし、その松平家の歴史を知るのに一番入手し易く、かつ判り易く書かれていたものがこの本です。現代語訳本で内容把握に重宝しました。むろん、現代語訳は余計な解釈が付記されているので、正確な内容把握をするためには原本に当たる必要があるのですが、大まかな流れを知るに当たって重宝しました。

②本願寺教団、浄土真宗関連
【書名】蓮如と七人の息子
【著者】辻川達雄
【出版社】誠文堂新光社
【刊行】1996年9月6日
【インプレ】
 蓮如の生涯ならびに、蓮如の七人の男児の生き様を描いた本です。この本は蓮淳は悪役というか、出来の悪い人物ということで評価されております。確かに堅田本福寺に加えたコンプレックスむき出しの執拗な弾圧や、加賀三ヶ寺に加えた仕置きを見ればそのように評されるのもやむをえざる所なのですが、彼がいたから本願寺は天文一揆に辛うじて生き残ったし、戦国時代を生き抜く力を温存することができました。功罪相半ばの人物だと思います。本書には蓮如と蓮如死後から天文一揆に至るまでの本願寺教団の動向を参考とさせていただきました。

【書名】一向一揆論
【著者】金龍静
【出版社】吉川弘文館
【刊行】2004年12月1日第一刷
【インプレ】
 利用させていただいたのは専ら天文一揆関連の論考です。今谷明氏の『戦国三好一族』では天文一揆は天文二年に三好千熊丸(後の長慶)の仲介によって終結したみたいに書かれていたのですが、その後も断続的に戦闘が継続され、最終的に天文四年に終了するまでの経緯が論考を交えて描かれています。本書を参考に、蓮淳の本願寺復帰に付随する、美濃・尾張・伊勢・三河各国を総攬する中心寺院が土呂本宗寺から、長島願証寺に移行してゆく様子を書かせてた抱きました。

③その他
書名:三河後風土記正説大全
著者:中村和子(翻刻)、神田白龍子(改撰)
出版社:新人物往来社
刊行:1992年7月15日第一刷
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書名:戦国時代の徳川氏
著者:煎本増夫
出版社:新人物往来社
刊行:1998年10月30日第一刷
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書名:風は山河より第一巻~第五巻
著者:宮城谷昌光
出版社:新潮社
刊行:2006年12月1日~
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書名:実隆公記 巻八
著者:三条西実隆(原著)、高橋隆三(編集)
出版社:続群書類従完成会
刊行:1958年3月31日
永正五年:水野清忠関連記事
享禄四年:本願寺関連記事
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書名:岡崎市史別巻 徳川家康と其周囲 上巻
著者:柴田顕正 岡崎市役所(編纂)
出版社:国書刊行会
刊行:1987年12月10日
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書名:戦国遺文 後北条氏編 第一巻
編者:杉山博、下山治久
出版社:東京堂出版
刊行:1989年9月20日
天文十七年:織田信秀宛北条氏康書状
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他にも多数ありますが、まずはこれにて失礼致します。

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